中村 由利とは?

中村 由利  (Nakamura Yuri)

[Vocal, Songs, Chorus]

Birthday : 7月4日

Blood Type : O

Favorite Artist : ビョーククラウドベリージャム、アラニスモリセット、フリッパーズギター、etc.



中低音域を得意とする、GARNET CROWのヴォーカル。
愛称は「ゆりっぺ」。
「独特」と称されることが多いように、その歌声は他のアーティストと似するところがない。


幼少時代からクラシックに慣れ親しんでおり、ショパンシューマンチャイコフスキーなどを好む。
その影響を受けた彼女が生み出す作品には、単なるポップスではない、
クラシックに通ずるものを感じさせる。


ヴォーカルにしては珍しく、一切作詞はせず、全作曲を手掛ける。
またGARNET CROWだけではなく、他アーティストにも曲を提供している。

~提供曲~
ZARD『止まっていた時計が今動き出した』
三枝夕夏 IN db『Graduation』
岩田さゆり『空色の猫』


学生時代より作曲活動をしていて、GARNETの代表曲『夢みたあとで』は彼女が初めて作った作品。

作詞担当のAZUKIに渡すデモテープには、適当に歌った英詩がメロディーと共に収録されている。


TV出演の際は曲紹介、トーク担当。
Mステ出演時、他のメンバーに話を振ってもみんな恥ずかしがってしゃべらず、
1人でタモリ氏とやりとりした。

TV出演時、ライブでよく歌詞を間違える。

普段は京都弁?だが、公の場に出る時は共通語で話す。
しかし、ところどころで京都弁が出てしまう。


鋭い視線からクールな女性と思われがちだが、1stライブのメンバー紹介で、
「GARNET CROWのヴォーカル、中村由利です。自称歌姫。言ったもん勝ちなので言っちゃいました。」
とお茶目な一面も見せる。


7thシングル『Last love song』の歌入れ時、
実は肋骨が折れていながらもスタッフに内緒にしてレコーディングを行なった。
中村は当時のことを笑い話にしているが、マネージャー曰く「全然笑えない」とのこと。


2005年に行なわれたFC会員限定のイベントでは、自身が普段から愛用しているスリッパを基にした、
「ゆりっぱ」なるモコモコしたスリッパが販売された。


実は中村はGARNETの中で、最も謎に包まれた人物である。
経歴も完全に不明。
AZUKI七も謎に包まれているが、過去について非公式ながらも多少情報が出回っているのに対し、
中村は一切ない。



またGARNET CROWとは別に中村由利として、B'zの松本孝弘ソロプロジェクトを始め、
いくつかのプロジェクトにも参加している。

~参加楽曲~
GIZA studio R&B RESPECT Vol.1 -six sisters selection-
『Tell Me』
GIZA studio MAI-K & FRIENDS HOTROD BEACH PARTY
『THE LITTLE OLD LADY FROM PASADENA(パサデナのおばあちゃん)』
TAK MATSUMOTO「THE HIT PARADE」
『私は風』

この中でも特に『私は風』は必聴。
GARNET CROW時以上にパワフルで、あまりにも圧倒的な歌声が聴ける。



彼女の歌声は、初期と現在を聴き比べると、声質・歌い方共に明らかに違いがある。
初期は中性的で透明感が強く、若干声にパワーが足りない感じであった。
現在はさらに低音重視となり、力強い声であるが、以前のような神秘性が弱まったように受け取れる。
歌い方の変化に関して、本人がわざとそうしているのかは不明。

この変化は2ndアルバム以降、特に13thシングル『泣けない夜も 泣かない朝も』、
14thシングル『君という光』あたりから起きつつある。

5thシングル『夏の幻』、20thシングル『籟・来・也』を聴き比べると、
本当に同じ人が歌っているのか?と思うはず。

同じ楽曲で比べるのならば、3rdアルバムにも収録されている、11thシングル『スパイラル』と、
ベストアルバムに収録されている『スパイラル~すぽると!ver~』を聴き比べて欲しい。
前者は2002年にレコーディング、後者は2004年にコンピレーションアルバム用に再録したものである。

どの時期に、どの曲に影響を受けてGARNETを好きになったかで、その他の曲への評価も変わるはず。
これは彼女の歌声の違いによるところが大きいと思われる。